緑内障とは、目から入ってきた視覚情報を脳に伝達する視神経に障害が起こってしまい、視野が狭まっていく病気です。40歳以上で5~6%の方が発症していると言われています。
目の硬さ(眼圧)が、その人の耐えられる圧力以上に上昇してしまうことで引き起こされます。
病状の進行スピードはゆっくりなもので、両目が同時に緑内障となり、症状が進行しているくということは稀なため、早期の段階で症状を自覚するということはほとんどありません。
進行しないと自覚されないため、早期発見には検診や眼科での検査が重要です。眼の神経が徐々に失われていくため、治療で元に戻すことはできません。
早期に病気を見つけ、進行を止めるための治療が必要です。
治療について
緑内障の症状は前述したとおり視神経に異常がおこることによって引き起こされえいます。神経の異常であるが故、一度狭まってしまった視界については取り戻ることができないのです。
点眼薬による治療によって、視界が狭まる症状の進行スピードを緩めることはできるのですが、点眼薬では視界を取り戻すことができないのです。
点眼薬を継続して使用し、病状の進行に鈍化が見られない場合には、外科的手術も必要となります。